冨安欠場の首位アーセナル、GKラヤが2失点に関与もライスのラストプレー劇的弾でルートンに打ち勝つ【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

アーセナルは5日、プレミアリーグ第15節でルートン・タウンとのアウェイ戦に臨み、4-3で打ち勝った。アーセナルのDF冨安健洋は欠場している。

前節ウォルバーハンプトン戦を2-1と逃げ切って3連勝とし首位をキープしたアーセナル(勝ち点33)は、負傷交代した冨安が欠場となった中、ホワイトを右サイドバックで起用。左サイドバックにキヴィオルが入った。

17位ルートン(勝ち点9)に対し、ジェズス、サカ、マルティネッリの3トップとする[4-3-3]で臨んだアーセナルが立ち上がりからボールを握ると、20分に最初のチャンスで先制する。スローインをクイックに始めると、受けたサカがボックス右深くを突いてマイナスにクロス。マルティネッリが難なく合わせた。

余裕の展開になるかと思われたが、25分にすぐさま追いつかれる。左CKからオショにヘディングシュートを決められた。

それでも32分にジェズスのチャンスメークからマルティネッリが、39分にはサカがカットインからGKカミンスキ強襲のシュートを放っていくと、45分に勝ち越す。

サカのスルーパスでボックス右のスペースを突いたホワイトがクロスを上げると、ジェズスがヘッドで叩き込んだ。

アーセナルが2-1とリードして迎えた後半、開始4分に再び追いつかれる。右CKをパンチングでクリアにかかったGKラヤの上からアデバヨにヘディングシュートを決められた。

さらに57分、ボックス左からバークリーにシュートを打たれると、GKラヤは守備範囲だったが、脇の下をすり抜けてネットが揺れた。

それでも60分、すかさず追いつく。ラフなボールをジェズスがボックス左で収めてラストパス。ゴール前に飛び込んだハヴァーツが押し込んだ。

しかし同点として以降は落ち着いてしまい、4点目に迫ることはできない。87分にジンチェンコの左クロスからハヴァーツのヘディングシュートでゴールに迫ったもののGKカミンスキの好守に阻まれ、そのままドローで終わるかに思われた。

しかしラストプレーとなった追加タイム7分にドラマ。ウーデゴールのボックス手前左からのアーリークロスをライスがヘッドで流し込み、アーセナルに劇的弾。

打ち勝ったアーセナルが4連勝とし、首位を堅守している。

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