ドラフト・ロッタリー開催 ガーディアンズが全体1位指名権を獲得

日本時間12月6日、テネシー州ナッシュビルで行われているウィンター・ミーティングの場で「ドラフト・ロッタリー」が開催された。これは昨年から導入されたシステムであり、ドラフト1巡目の指名順を抽選で決めるものである。抽選の結果、ガーディアンズが球団史上初となる全体1位指名権を獲得。レギュラーシーズンに勝ち越した(82勝80敗)レッズが全体2位の指名権を得るなど、今季の勝率に従って割り当てられていたオッズとは大きく異なる結果となった。

今季成績がメジャーで9番目に悪かったガーディアンズは全体1位指名権を得る確率が「2.0%」だったが、抽選の結果、見事にこの「2.0%」を引き当てた。過去に5度、全体2位で指名しているものの、全体1位指名権を得たのは今回が初めてである。また、今季成績がメジャーで13番目に悪かったレッズは全体2位へ大きくジャンプアップ。今回の「ドラフト・ロッタリー」における最大の上昇幅となっている。

全体1位指名権を得る確率が最も高かった(18.3%)のはロッキーズ、アスレチックス、ロイヤルズの3チームだったが、抽選の結果、ロッキーズは全体3位、アスレチックスは全体4位、ロイヤルズは全体6位の指名権を割り当てられた。今季成績がメジャーで4番目に悪かったホワイトソックスは全体5位の指名権を獲得している。

なお、「ドラフト・ロッタリー」の対象となるのはポストシーズンに進めなかった18チームのみ。ポストシーズンに出場したチームの指名順はポストシーズンの成績に従って決定される(ワールドシリーズ制覇のレンジャーズが最後)。また、ぜいたく税の2つ目の基準額を超過したペナルティにより指名順が後退しているチームもある(メッツ、パドレス、ヤンキース)。

2024年ドラフトの全体30位までの指名順は以下の通り。

1 ガーディアンズ
2 レッズ
3 ロッキーズ
4 アスレチックス
5 ホワイトソックス
6 ロイヤルズ
7 カージナルス
8 エンゼルス
9 パイレーツ
10 ナショナルズ

11 タイガース
12 レッドソックス
13 ジャイアンツ
14 カブス
15 マリナーズ
16 マーリンズ
17 ブリュワーズ
18 レイズ
19 メッツ
20 ブルージェイズ

21 ツインズ
22 オリオールズ
23 ドジャース
24 ブレーブス
25 パドレス
26 ヤンキース
27 フィリーズ
28 アストロズ
29 ダイヤモンドバックス
30 レンジャーズ

The post ドラフト・ロッタリー開催 ガーディアンズが全体1位指名権を獲得 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.