「佐伯城跡」紹介するパンフレットを初作製 佐伯市教委、復元イラストなど掲載【大分県】

江戸時代中期の城と城下町の様子が分かる復元イラストなどを掲載=佐伯市歴史資料館

 【佐伯】佐伯市教委は国指定史跡の「佐伯城跡」の魅力を多くの人に伝えようと、初の紹介パンフレット(A4判・6ページ)を作った。市の観光交流館、歴史資料館で無料配布している。

 市には以前から城のパンフレットを求める声が寄せられており、国指定を受けて製作した。

 江戸時代中期の城と城下町の様子が分かる復元イラストや天守台、廊下橋跡、ひな壇状石垣、西出丸の二重櫓(やぐら)跡などを図面、写真と共に紹介。山城の特徴、当時の維持するための工夫などを掲載している。

 市歴史資料館では10日まで国史跡指定を記念した特別展「どこがスゴイの?佐伯城」を開催中。社会教育課文化財係の福田聡さん(41)は「特別展では指定の根拠となる史料も展示している。見学後、パンフレットを手に城に登ってもらえれば」と話した。

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