ガザ民間人犠牲を肯定 イスラエル、国連は嫌悪感

 【ニューヨーク共同】イスラエル軍のコンリクス報道官は5日までに、米CNNテレビに対し、パレスチナ自治区ガザへの攻撃による犠牲者の約3分の2が民間人だと認めながらも「市街戦としては極めて良い割合だ」と肯定した。国連の報道官は「割合を出すこと自体が悪趣味だ」と嫌悪感をあらわにした。

 ガザ当局によると、10月7日の戦闘開始以降、ガザ側の死者は1万6千人を超えた。女性と子どもが多くを占め、うちハマス戦闘員の死者は約5千人とされる。

 コンリクス氏は「民間人を盾として利用するテロ組織との市街戦としては、この割合は極めて良い。おそらく世界的に比類がない」と主張した。

© 一般社団法人共同通信社