囲碁の関航太郎天元(22)に一力遼二冠(26)=棋聖、本因坊=が挑む第49期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第4局(淡路共正陸運など協賛)が6日朝、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで始まった。
関が先勝した後、一力が2連勝して迎えた本局は、関が天元戦3連覇に向けて踏みとどまるか、一力が3期ぶりの天元復位を達成するかに注目が集まる。
定刻の午前9時、立会人の後藤俊午九段(57)=神戸市東灘区=による合図で黒番の関が第一着を右上隅星(16四)に打ち下ろした。持ち時間は各3時間で、同日夜までに勝敗が決まる見通し。(井原尚基)