真っ赤な実、甘い香り イチゴの出荷最盛期 茨城・鉾田 生産者「質が良い」

クリスマスを前に出荷されるイチゴ=鉾田市常磐

クリスマスを前にイチゴの出荷が最盛期を迎えている。茨城県鉾田市常磐の梅原農園では5日、甘い香りが漂う中、真っ赤に色づいた実を一つ一つ選別した。

ビニールハウスで丁寧に手で摘まれた赤い実は、重ならないように並べられた後、選別所でクッション材のあるパックに詰められていった。ピーク時には1日300キロを出荷する。県内や隣県のケーキ店に卸すほか、都内や海外にも出荷している。

今年は残暑が続き、ハウス内の温度管理に苦労したという。同園代表の梅原慎二さん(51)は「猛暑を乗り越えたイチゴは甘くて質が良い。食べてほしい」と笑顔で話した。

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