【MLB】ロバーツ監督がうっかり? 大谷のドジャース面談を明かすもGMは「驚き」

写真:大谷との面談を明らかにしたロバーツ監督

12月5日(日本時間6日)ドジャースのデーブ・ロバーツ監督がドジャースと大谷翔平が面談を行ったことを明かした。

ロバーツ監督は大谷について問われると、少し考える様子を見せたあと「彼に会ったよ。私は正直でいたいからね。話し合いはうまくいったと思う」と発言。面談が行われたのは数日前で、ドジャース本拠地ドジャー・スタジアムで2~3時間にわたり話をしたようだ。

大谷陣営は移籍に関する情報漏洩を好まず、交渉する各球団にも情報の秘匿を依頼しているとされている。そのため、これまで大谷陣営や球団側から交渉の経過について明確に語られることはなかった。ドジャースのブランドン・ゴームスGMは、ロバーツ監督が大谷との面談をメディアに明かしたことについて「驚いた」と語っており、ゴームスGM自身は大谷との交渉状況については沈黙を守ったことから、球団上層部とロバーツ監督の間でうまく意思統一がされていなかった可能性もある。

大谷争奪戦については、ドジャース、ジャイアンツ、カブス、ブルージェイズ、エンゼルスらが有力とされており、ドジャースの他にジャイアンツやブルージェイズが面談を行ったという報道もある。

また、『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者は「カブスは大谷争奪戦から大きく後退した」と報道するも、のちにカブスの編成責任者ジェド・ホイヤーが「一体どこからそんな話が出たのかわからない。今のところ特に報告すべき点はない」と報道を否定するなど、情報が錯綜している。

しかし、今回のドジャースの面談は記者による報道ではなく当事者であるロバーツ監督本人の口から出たもの。ロバーツ監督は「大谷獲得は最優先事項だ」とも話しているが、この正直さが交渉に何らかの影響を及ぼすことがあるのだろうか。

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