Wソックスがフェディと2年1500万ドルで合意 今季韓国球界のMVP

ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは、エースのディラン・シースをトレードする・しないにかかわらず、先発投手を最優先の補強ポイントとしていたが、その補強が実現した。日本時間12月6日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ホワイトソックスは今季韓国プロ野球でMVPに輝いた右腕エリック・フェディと2年1500万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。フェディは2017~22年にナショナルズでプレーし、通算21勝を記録。韓国で結果を残し、2年ぶりのメジャー復帰となる。

現在30歳のフェディは2014年ドラフト1巡目(全体18位)指名でナショナルズに入団した元プロスペクト(若手有望株)。2017年にメジャーデビューを果たし、2020年以降は先発ローテーションの一角を担っていたが、防御率3点台以下のシーズンは1度もなく、メジャーの先発投手としては実力不足が目立った。2022年に6勝13敗、防御率5.81という不甲斐ない成績に終わると、ナショナルズからノンテンダーFAに。その後、NCダイノスと契約し、活躍の場を韓国に移した。

韓国球界でプレーした今季は、30試合に先発して180回1/3を投げ、20勝6敗、防御率2.00、209奪三振、35与四球という素晴らしい成績をマーク。韓国プロ野球のMVPに選出された。ナショナルズ時代は1度も奪三振率が9を超えたことがなかったが、今季は1イニング1個以上のペースで三振を記録。これはナショナルズ退団後に磨きをかけたスイーパーのおかげだと言われている。

これでホワイトソックスの先発ローテーションは暫定的に、シース、マイケル・コペック、フェディ、マイケル・ソロカ、トゥキ・トゥサントという顔ぶれに。シースのトレードの可能性が高いことを考えると、さらなる補強が必要不可欠だろう。韓国球界からメジャーへ移籍して活躍した投手としては、今季ダイヤモンドバックスのリーグ優勝に貢献したメリル・ケリーの例があり、フェディにもケリーのような活躍が期待される。

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