今季王者レンジャーズがブルペン補強 イェーツと1年契約で合意

今季王者レンジャーズが課題のブルペン補強に動いた。日本時間12月6日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、レンジャーズはブレーブスからFAとなっていた救援右腕カービー・イェーツと1年契約を結ぶことで合意に至ったという。クリス・ヤングGMは「ブルペンを改善することが最重要事項であり、我々の補強は進行している」とコメント。イェーツの契約条件については、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のエバン・グラント記者が1年450万ドルと報じている。

現在36歳のイェーツはパドレス時代にクローザーとして活躍した経験のある選手であり、2019年には両リーグ最多の41セーブを挙げ、防御率1.19の好成績をマーク。その後、トミー・ジョン手術もあり、なかなか活躍できないシーズンが続いていたが、今季はブレーブスで61試合に登板して60回1/3を投げ、7勝2敗5セーブ、9ホールド、防御率3.28、80奪三振を記録するなど見事に復活を遂げた。

ヤングGMは「ブルペンというのは非常に不安定なものだ。だから、スプリング・トレーニングの招待選手も含めて多くの選手を集め、選手層を厚くして競争させることが重要だと思っている。最終的には(開幕ロースターの)13人を選ぶことになるが、そのために選手層を厚くしておくのは大切だ」とコメント。レンジャーズはポストシーズンで活躍したジョシュ・スボーツとホセ・レクラーク以外には信頼の置けるリリーバーがおらず、イェーツが「13人」の枠に入るのは間違いないだろう。

「今季はブルペンの層が厚いと感じていたのだが、あっという間に薄くなってしまった。貢献が期待されていた選手のなかには、不振に陥ったり、故障してしまったりした者もいた。それがブルペンの質の低下につながってしまったんだ」とヤングGMは語る。「だから、今オフはブルペンの層を厚くして、投手陣全体を強化することをとても重視しているんだ」と今後のさらなる投手補強に向けた意欲を口にした。

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