佐賀バルーナーズ井上選手、医療的ケア児施設訪問 監修Tシャツの売り上げ寄付も

笑顔で子どもたちと交流した井上諒汰選手(右奥)=佐賀市の「にこっと」

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・佐賀バルーナーズの井上諒汰選手が11月29日、日常的に人工呼吸器やたんの吸引などが必要な医療的ケア児を支援する佐賀市のデイサービス「にこっと」を訪れた。井上選手は子どもたちと触れ合い、自身が監修したオリジナルTシャツの売り上げの一部を施設に寄付した。

 施設を運営するドアーズの荒牧順子代表取締役の「福祉と社会がつながる場所をつくりたい」との思いに井上選手が賛同し、訪問が実現した。井上選手は「医療的ケアを必要とする子たちがいることを知り、応援したいと思った。僕もB1で戦う力をもらっている。これからも応援し合う関係を続けたい」とあいさつし、寄付金の他にユニホームを施設に贈った。

 荒牧さんは「スポーツを通して、子どもたちが社会や地域とつながるいい機会になった」と謝意を述べた。寄付金は施設で使用する歩行器の購入などに役立てる。(北川尊教)

 

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