TPPの英加盟、国内承認 日本からの輸出精米、関税撤廃へ

 英国の環太平洋連携協定(TPP)加盟を認める議定書が6日、参院本会議で採決され、賛成多数で承認された。発効に必要な国内手続きが完了し、日本から英国に輸出する精米やパックご飯などの関税撤廃に向けて動き出す。

 英国の加盟自体は7月に承認されており、来年10月半ばまでの発効を目指す。それまでに全参加国の手続きが完了しない場合は、6カ国以上が国内手続きを終えた60日後に発効する。

 日本やオーストラリアなどが参加するTPPは2018年に協定が発効。米国の離脱を経て、英国の加盟で12カ国体制に戻った。英国は20年1月に欧州連合(EU)を離脱後、TPP加盟を通商政策の柱に据えてきた。

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