191cmの大型FW後藤啓介がジュビロ磐田から移籍することになったベルギーの名門アンデルレヒト。
ここでは現在チームに所属する有名選手を取り上げてみる。
GK:カスパー・シュマイケル
37歳、デンマーク代表
岡崎慎司とともにレスターで奇跡のプレミアリーグ優勝を果たした守護神。
昨夏、レスターからニースに移籍すると、この夏にアンデルレヒトにフリーで加わった。
代表デビューは26歳と遅かったが、代表キャップ数は100に迫ろうとしている(97や99とデータサイトによって揺らぎがある)。
なお、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した偉大な父ピーターの代表キャップ数はデンマーク史上2位の129試合(1位はシモン・ケアーの130)。
ちなみに、息子カスパーはもともとはマンチェスター・シティ育ちで、トップチームでも10試合に出場している。
DF:ヤン・ヴェルトンゲン
36歳、ベルギー代表
2007年に20歳で代表デビューすると、ベルギー史上歴代1位となる153試合に出場してきた左利きのDF。
2018年のワールドカップでは日本戦で追撃のゴールを決めて、逆転のきっかけを作った人物でもある。
彼はベルギー代表の合宿に10年落ちのトヨタ・カローラで母親と一緒にやってくることも話題になった。
母リアさんは「夫が生きていた時に買った物なんです。彼が座った最後の車です。(車を購入してから)数週間後、彼は息を引き取りました。私にとって、多くの感情的価値があります。手放すことができません」」とその理由を語っている。
ちなみに、若くしてアヤックスに引き抜かれてオランダでプロになったので、母国ベルギーでプレーするのは去年が初めてだった。
MF:トルガン・アザール
30歳、ベルギー代表
アザール兄弟の次男。兄エデンは32歳の若さで現役を引退したが、28歳の弟キリアンは安部柊斗と同じモレンベークでプレーしており、20歳のエタンもサッカー選手だ。
2022年W杯以降は代表から遠ざかっているが、今季加入したアンデルレヒトでは好調をアピール。ただ、ドメニコ・テデスコ代表監督は「彼のために誰かを外すのは非常に難しい。サイドにはドクやカラスコ、10番にはデブライネやトロサールがいるからね」と説明している。
FW:カスパー・ドルベア
26歳、デンマーク代表
フェルトンゲンと同じように若くしてアヤックスに引き抜かれ、弱冠19歳で代表デビューした大型FW。
次世代の大器として期待されていたが、2021年に1型糖尿病と診断されるなど近年は苦しんでいる。
ニース時代には800万円もの高級腕時計をチームメイトに盗難されたほか、空き巣犯にポルシェなどを盗まれる散々な目に逢った。
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ただ、アンデルレヒトでは15試合で10ゴールと得点を量産中。187cmの長身なので、後藤とのツインタワー形成もありえるかもしれない。