丹波市の林市長、再選目指し立候補表明 20年初当選時の公約は実現せず 

丹波市役所本庁舎=丹波市氷上町成松

 任期満了(来年12月4日)に伴う兵庫県丹波市長選に、現職の林時彦氏(69)が6日、再選を目指して立候補する意向を表明した。同市議会定例会の一般質問で言及した。立候補への意向を公にしたのは林氏が初めて。

 林氏は同市春日町出身。明治大商学部を卒業後、建設会社社長や同市議を経て、2020年の市長選で初当選した。兵庫県内で最も高額な燃やすごみ用指定袋の半額化や、全市民への5万円給付を公約に掲げていたが、議会の否決などで実現していない。

 議員から立候補の意思を問われた林氏は「次も市政をあずからせていただきたいと考えている」と答弁。取材に「議会で述べた通り、やりたいという気持ちは持っている。正式なことや具体的なことは、しかるべきタイミングで明らかにしたい」と話すにとどめた。(那谷享平、伊藤颯真)

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