かすむビル群 岡山県内で濃霧発生 ドライバー慎重に運転

霧に包まれた岡山市役所筋。立ち並ぶビルはかすんで見える=6日午前9時22分

 岡山県内は6日未明から午前にかけ、広い範囲で濃い霧に覆われた。岡山地方気象台によると、霧は前日からの雨で大気中の湿度が高まった状態で気温が下がったために発生した。

 気象台は5日夜、県内全域に濃霧注意報を発表。岡山市中心部では6日午前7時ごろに、水平方向で見通しが利く距離「視程」が160メートルほどに低下したという。JR岡山駅周辺ではビル群や街路樹が白いベールに包まれ、ドライバーの多くが車のライトをつけて慎重に運転していた。

 朝の最低気温は岡山市中心部4.8度(平年3.2度)倉敷市4.8度(3.5度)新見市千屋氷点下1.0度(氷点下0.9度)など各地とも11月中旬~12月上旬並みだった。濃霧のため瀬戸内海を運航するフェリーも一部で運休や遅れが出た。

岡山市街地を飲み込んだ雲海。笠井山公園展望台から南方向を撮影=6日午前10時15分
濃い霧に包まれた岡山市の市役所筋。奧の市役所庁舎は白く覆われている=6日午前9時19分
霧が立ち込める岡山市中心部の桃太郎大通り。車の多くがライトをつけて走っていた=6日午前9時20分
濃い霧の中をライトを点灯させて走る車=6日午前6時57分、岡山市北区厚生町
濃い霧にすっぽり覆われた岡山市中心部の高層マンション=6日午前9時6分、岡山市北区柳町の山陽新聞社から西方向を撮影
濃霧でかすむ旭川。岡山市の相生橋から南西方向を撮影=6日午前8時2分
濃い霧の中、ライトをつけて走行する車も見られた=6日午前9時28分、岡山市北区野殿東町
深い霧に覆われた岡山城。観光客らが静かなたたずまいを楽しみながら散策していた=6日午前9時22分
霧に包まれた山陽自動車道の橋脚=6日午前10時14分、赤磐市

© 株式会社山陽新聞社