ハイジャックと空港施設への不審者の侵入を想定した訓練が5日、東根市の山形空港で行われ、空港関係者や県警の機動隊員が緊急時の対応を確認した。
伊丹発山形行きの定期便が長野県上空で国際テロ組織の犯人にハイジャックされ、山形空港に共犯者が侵入した-との想定。関係機関から約100人が参加し、初動対応などを確認した。航空機に見立てたマイクロバスから、説得に応じた犯人役が降りてくると、盾や銃を手にした機動隊員が取り押さえた。
同空港では過去にハイジャック、不法侵入とも発生していないが、山形空港保安対策協議会長の武田睦県山形空港事務所長は「万が一を想定し、常に備えておくことが大切」と気を引き締めた。