リバプール関心の20歳…サンパウロが左利きCBルーカス・ベラルドの売却を視野に「必ず別れが来る」

リバプールも関心のルーカス・ベラルド(20)[写真:Getty Images]

サンパウロが元U-20ブラジル代表DFルーカス・ベラルド(20)へのオファーに前向きだという。

ルーカス・ベラルドは身長182cmの左利きセンターバック。昨年7月にサンパウロのU-20チームからファーストチームへ昇格すると、2023シーズンに入って定位置を奪取し、ここまで公式戦47試合でプレーしている。

サンパウロは同選手との契約を2026年6月まで残しているものの、イギリス『90min』によると、欧州各国から関心が寄せられるなか、来たるオファーに耳を傾け、売却も念頭に置いているという。

どうやら今夏の時点でウォルバーハンプトンが獲得に乗り出していたといい、来年1月、または来夏に向けてはリバプールもリストアップ。サンパウロのゼネラル・マネージャー(GM)を務めるルイ・コスタ氏は、ルーカス・ベラルドら若手タレントの将来が欧州にあることを認めている。

「彼らは広い心を持った、とても素晴らしい青年たち。我々(サンパウロ)としては、彼らとの別れが来ることをすでに知っているよ。彼ら自身や代理人とも話し合うつもりだ」

「ベラルドとの契約は近々2027年まで延長するだろう。ただ、他クラブからオファーがあれば、さらに協議もする。私の立場で選手からプレッシャーをかけられたことは一度もないよ」

サンパウロはルーカス・ベラルドの他、ブラジル人MFロドリゴ・ネストル(23)、ブラジル人MFパブロ・マイア(21)といった選手にも欧州から関心。ルイ・コスタGMは彼らとの良好な関係性を窺わせつつ、適切なオファーがあれば快く欧州へ送り出す方針を明言した格好だ。

なお、ルーカス・ベラルドにはバイエルン、モナコ、リヨンもスカウトをブラジルへ派遣するなどして動向を追っているとみられている。

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