【ワシントン共同】来年の米大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)は5日、共和党候補指名争いで独走するトランプ前大統領(77)が立候補していなければ「私も立候補していたかどうか分からない」と述べた。自身の出馬理由にトランプ氏の存在を挙げ、対決姿勢を鮮明にした。東部マサチューセッツ州での支持者集会で語った。
バイデン氏はトランプ氏支持者による2021年の議会襲撃などを挙げ「民主主義が危機にひんしている」と指摘。議会襲撃でトランプ氏は支持者の暴力をあおったとして起訴されており、大統領選で「勝たせるわけにはいかない」と訴えた。