半導体事業を強化 ドイツの企業が仙台・太白区に技術拠点

ドイツの工作機械大手が半導体関連事業を強化するための技術拠点を仙台市太白区に設け、6日に開所式を行いました。

太白区西中田に技術拠点を設けたのは、ドイツで1923年に創業した工作機械の大手、トルンプの日本法人です。

様々な製造業で使われる工作機械のほか、半導体製造装置向けの部品も手掛けていて、東京エレクトロンなど半導体関連企業の集積が進む宮城県に日本国内を見渡す技術拠点を設けました。

川崎市にあった技術拠点を移し、仙台市泉区の営業拠点も統合し、技術者ら30人が顧客企業への対応に当たります。

トルンプ日本法人高梨真二郎社長「宮城、東北そして全国のお客様のビジネスへの成功に我々トルンプがお力になれるよう社員一同力を尽くしたい」

半導体関連企業をめぐっては、10月に台湾の半導体製造大手PSMCが宮城県大衡村への進出を発表しています。

トルンプ日本法人高梨真二郎社長「(半導体の)大きな拠点が会社があると、その周りに関連事業が集まってくる。仙台には非常に大きな可能性を感じている」

トルンプの技術拠点は、8日から稼働します。

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