「忘年会をしなくても業績は維持できる」ハラスメントの危険性もある飲みニケーションは廃れていく可能性

テレビ愛知

忘年会の実施率が下がっているのはナゼなのか。企業への調査を行った東京商工リサーチの名古屋支社・嶺澤博徳情報部長に話を聞きました。

忘年会離れの背景については、こう分析します。

東京商工リサーチ・名古屋支社 嶺澤博徳 情報部長:
「ハラスメント・コンプライアンス関係を企業が気にする。経営者層のノリで若い従業員を集めて(飲み会を)やったとしても、そこで、『説教された、お酒をつげと言われた』と(従業員に)言われるのも嫌だ。お互いが警戒している。明らかにその部分が統計として開催の有無に現れてきている」

アンケートに答えた会社からはこんな声も出ているそうです。

東京商工リサーチ・名古屋支社 嶺澤博徳 情報部長:
「親睦を図るために開催してきたが、(コロナで)開催してなくても会社の業績が上がる(と気づいた)。業績が維持できるとわかってしまえば、極力開催しない方に流れていく」

嶺澤さんは、今後「飲み会」のあり方が変わっていく可能性も指摘しました。

東京商工リサーチ・名古屋支社 嶺澤博徳 情報部長:
「コミュニケーション手段としての『飲みニケーション』は、昔と違って廃れていっているのは見えている。今後もそれは続きそうだ」

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