「新綱島スクエア」商業部分オープン 駅直結の新施設、東急ストアに行列も

「東急ストア 新綱島スクエア店」のオープンと同時に入店する利用者ら=横浜市港北区

 東急新横浜線新綱島駅(横浜市港北区)直結の複合施設「新綱島スクエア」の商業部分が6日、開業した。同日オープンした「東急ストア 新綱島スクエア店」には約150人が並び、開店後には一時入場規制となるなど、大勢の買い物客が訪れた。2階の調剤薬局と3階のクリニックモール「メディパーク新綱島」は、来年1月より順次開業を予定している。 

 東急ストアの売り場面積は約630平方メートル。健康をテーマに、県産の野菜や産地直送の鮮魚をはじめ、こうじを使用したお弁当などのデリカ商品をそろえた。川崎市中原区にある醸造所「カギヤ醸造所」の横浜産の大葉を使ったビール「大葉エール」も先行販売する。

 主なターゲット層は、周辺に住む60代以上の高齢者。出店する施設の高層棟にあり、来年1月入居開始予定の分譲マンション「ドレッセタワー新綱島」の住民も視野に入れる。

 同社担当者は「(近くにある)綱島駅前店はデリカ中心だが、新綱島は生鮮食品も多くそろえた。競合とはなるが、うまくすみ分けをしながら売り上げ増を図りたい」と話した。

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