インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、アメリカ『タイム』誌が選ぶ2023年のアスリート・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。『ロイター通信』が伝えている。
メッシは昨年に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でアルゼンチンを36年ぶりのW杯優勝に導く圧巻の活躍をみせ、先日には自身の最多受賞記録を更新する通算8度目のバロンドールを受賞した。
クラブレベルでは昨シーズン限りでパリ・サンジェルマンを退団したなか、その去就に大きな注目が集まっていたなかでメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミ行きを決断。
その世界最高のフットボーラーの加入はピッチ内外でもMLSに大きな影響をもたらし、試合日程や試合観戦チケットの検索数が急増し、多くのファンが同選手のインテル・マイアミの公式シャツを購入。
調査会社『アンテナ』によると、インテル・マイアミ戦のチケット価格が高騰する一方、MLSと10年間の提携関係にある『Apple TV』の加入者数が大幅に増加したという。
『タイム』誌は今回のメッシの選考理由について、「メッシはかつては不可能だと思われたことを成し遂げた。アメリカをサッカーの国に変えるということだ」と、同選手のピッチ内外での巨大な影響力について言及している。
なお、近年の同賞の受賞者はアメリカの女子体操選手のシモーネ・バイルズ、NBAのスーパースターであるレブロン・ジェームズ、アメリカ女子サッカー代表チームも受賞。昨年はMLBのニューヨーク・ヤンキースに所属するアーロン・ジャッジが受賞していた。
