顔面ニキ 地上波テレビ番組進出を喜ぶ「顔に入れ墨が入ってても」

総合格闘技イベントBreaking Down(ブレイキングダウン)で注目を集めたユーチューバーの我愛羅こと顔面ニキ(28)が6日、地上波テレビ番組の収録に臨んだことを明かし「顔に入れ墨が入っててでもやる気次第、気持ち次第、諦めなければ1年でここまで来ることができます。いつか出たいと思っていた地上波。ダウンタウンになんか出れるとも思っても居なかった」と喜んだ。

顔やほお、まゆ毛の上などに「愛」「朝倉未来」「朝倉海」「Tik Tok」「breaking dream」「三崎優太」などのタトゥーを入れ、10月に2度目のタトゥー除去手術を受けた顔面ニキは「収録自体8月上旬に終わっていました。地上波に出るということで、今の心境や1年前の振り返り、思いなどを書かせてもらいます」と心境をつづった。

故郷の富山県から、所持金2万円だけで上京。顔面の入れ墨が話題を生み、朝倉未来(31)のYouTube出演で知名度を上げたが「そんな簡単な世界では無かった。今まで自分が楽をしてきて過ごしてきたことが一気に跳ね返ってきた。しれは家もなく、お金もない。おにぎり一個食べるのに精一杯な生活を今年の3月頭まで過ごした」と述懐した。

アルバイトをしながらも、顔にタトゥーがあるため人けのない現場にしか行けなかったことを明かした。「週に1回、2回あればいい方で1日1万円の日払いでした。もちろん家はないので、サウナに泊まったり、人の家に転がったりの生活。携帯止まりそうになった時が何度かあった」と辛苦を挙げた。

TikTokのライブ配信で、生活が好転したといい「どんなことでも諦めなければ絶対に夢は叶うし、ピンチはチャンス」と力説。さらに「顔に入れ墨が入ってて、【だせぇ】等と叩かれる事が今でもずっとあります。ですが、この入れ墨がなかったら、僕の人生は変わってなかったです。入れ墨は犯罪では無いし、これは僕なりの方法だったし人それぞれ違うと思います」と、タトゥーを入れることへの持論を語った。

除去手術で自身に必要のない顔面のタトゥーを消していくと宣言している顔面ニキ。左まゆ上の「三崎優太」、唇下の「GINTA」、左ほおの「Ban 仲村」のタトゥーはしっかり薄くなった。「僕のこと嫌いな人は沢山いると思う。そのような方に伝えたい。嫌いな方や苦手な方にも好かれるように、今のやっている活動範囲をもっと広めて、これからも僕はもっともっと、大きくなっていく」と宣言。苦難の日々を振り返り「ただひたすら前だけを見て歩き続ける。そうすれば、いつか報われる」とかみしめた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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