久保建英途中出場のソシエダが4部に辛勝で3回戦進出! 人工芝に苦戦もA・シウバが加入後初ゴール【コパ・デル・レイ】

[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダは6日、アウェイで行われたコパ・デル・レイ2回戦で4部に所属するアンドラッチと対戦し、1-0で勝利した。なお、MF久保建英は69分からプレーした。

1回戦で6部のブニョールを2-0で破ったソシエダは、この2回戦で4部クラブと対戦した。イマノル監督は1-1のドローに終わったオサスナ戦からル・ノルマンを除く先発10人を変更。オドリオソラやムニョス、トゥリエンテス、ザハリャン、アンドレ・シウバといった控えメンバーとカンテラーノが起用され、久保はベンチスタートとなった。

人工芝での慣れない環境下での試合に臨んだソシエダは、立ち上がりからボールを握ってチャンスを窺う。ただ、ラ・レアルの味方同士での頭部の接触やアンドラッチの選手の負傷交代などで続けて時計が止まり、ラ・レアルはなかなかリズムを掴むことができない。

前半半ばから終盤にかけてもホームチームのコンパクトな守備を前に攻め手を見いだせないラ・レアル。前線で個の優位性をもたらせるアンドレ・シウバをシンプルに使ったクロスからフィニッシュまで持ち込む場面も作ったが、相手GKを脅かすまでには至らず。逆に、前半終了間際には相手の見事な崩しからあわやという場面を作られたが、ラミスの右足シュートはわずかに枠の右に外れて事なきを得た。

後半も同じメンバーで臨んだものの、引き続き攻撃に停滞感漂うアウェイチーム。それでも、一瞬の隙を突いて56分にゴールをこじ開けた。

ペナルティアーク付近で足元にボールを収めたアンドレ・シウバが右サイドで深い位置を取ったオドリオソラに展開。そのままタイミング良くゴール前に入り込むと、丁寧な折り返しを右足ダイレクトで合わせた。

アンドレ・シウバの加入後初ゴールによってリードを手にしたラ・レアルは、ここから危なげなくゲームをコントロール。69分には久保、メリーノ、サディクの主力3選手をピッチに送り込む。

以降はアンドラッチのリスクをかけた攻撃に押し込まれて手を焼くが、身体を張った守備で何とか撥ね返していく。82分には右サイドでボールを受けた久保がそのままボックス内に持ち込んで右足のシュートを狙うが、これは枠を捉え切れない。さらに、試合終盤にもロングカウンターからサディク、久保と続けてビッグチャンスが訪れるが、仕留め切れない。

その後、後半アディショナルタイムには相手の決死の猛攻に晒されて幾度となく決定機を許したが、何とか逃げ切った。

人工芝やホームチームの奮闘によって思わぬ苦戦を強いられたソシエダだったが、プリメーラの意地を見せて3回戦進出を決めた。

アンドラッチ 0-1 レアル・ソシエダ
【ソシエダ】
アンドレ・シウバ(56分)

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