「国民を軍に勧誘するな」 ネパール政府、ロシアに要請

 【キーウ共同】ネパール政府は6日までに、ウクライナに侵攻するロシアに対し、ネパール国民を兵士として勧誘しないよう求め、戦闘に従事している自国民を即時に送り返すよう要請した。ロイター通信が伝えた。これまでに従軍したネパール人6人が死亡したという。

 ネパールの駐ロシア大使は、150~200人のネパール人が雇い兵としてロシア軍で活動していると説明した。ウクライナ側に拘束された者もいるという。ネパール政府は国民に対しても、戦闘に加わらないよう求めている。

 ネパール警察当局は6日、失業中の若者に観光ビザを取得させてロシアへ送り込み、軍に参加させたとして10人を拘束したと発表した。

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