【バンビシャス奈良】3年ぶりの「金魚スクエア」で西地区1位にリベンジ成功

【バンビシャス奈良】3年ぶりの「金魚スクエア」で西地区1位にリベンジ成功

2023年12月2日、3日、バンビシャス奈良は金魚スクエアでライジングゼファー福岡と対戦。金魚スクエアでのホームゲームは、3年振りの開催となった。

2日は68-60で勝利したが、3日は64-84で敗れた。

バンビシャス奈良 68-60 ライジングゼファー福岡(2023年12月2日)

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1Q、林瑛司選手のエルボーからのバンクショットで先制。5分を切ったところからシャキール・ハインズ選手、古牧昌也選手、笠井康平選手の連続得点で福岡との点差を広げると、最後は林選手が3Pシュートを2本決め、22-14でリードして終える。

2Q、奈良はこのクォーターのフィールドゴール成功率が3割を切り、シュート精度に苦しんだが、今節より復帰したキャメロン・ジャクソン選手に得点が生まれた。しかし、ディフェンス面では1Qに引き続き、福岡に簡単には得点を許さず、32-30でハーフタイムを迎える。

3Q、中盤までは僅差の状態が続いたが、林選手の連続得点から始まった9-0のランで、ふたたび福岡との点差を広げる。最後は福岡のブザービーターによりわずかに点差を縮められるも、48-43とリードして最終クォーターへ。

4Q、栗原翼選手のスティールからの速攻で、最後は古牧選手がコーナーからの3Pシュートを成功させる。中盤に福岡のギャビン・ウェア選手に連続6得点を許してしまうが、笠井選手の3Pシュート、林選手のフローターで福岡の連続得点を止める。最後は笠井選手が、福岡の仕掛けるファウルゲームから得た4本のフリースローをすべて決め、68-60で勝利した。

奈良は西地区首位の福岡を破り、6連勝を達成した。

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小野秀二HCコメント

「先週、1週間に4試合のアウェー戦でしたが、そこは我々らしく勝とうと臨んで、オーバータイムもあったりと危ない試合も2戦ありましたが、しっかりと勝ちきることができました。乗りきる力をつけたと思います。今日の厳しい試合も、大きく崩れることがなかった。チームとして、選手たちの成長を感じるゲームになったと思います。
ベースにあるのは、やはりディフェンスです。今日も60点に抑えることができました。チームディフェンスが機能し始めたと思います。我々はディフェンスで相手の打ちたいショットをいかに止めるかということにかけています。前半はオフェンスリバウンドを取られてしまいましたが、後半は抑えることができました。それが、福岡さんの後半の得点に現れたと思います。」

林瑛司選手コメント

「福岡さんは西地区首位ですので、試合の入り方が重要になると考えていました。得点も上手くできていたと思いますが、やはりうちの強みのディフェンス、先週から続けているディフェンスを最後までやり続けたことが、勝利につながったと思います。」

バンビシャス奈良 64-84 ライジングゼファー福岡(2023年12月3日)

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1Q、奈良は立ち上がりからターンオーバーを連発し、福岡に12-0のランを許してしまう。その後、笠井選手のレイアップによる得点でようやくチーム初得点が生まれると、ムボジ選手がインサイドで、古牧選手がフリースローで得点。さらに栗原選手が3点プレーを成功させるも、序盤に福岡に許した連続得点が響き、11-21と福岡にリードを許して終える。

2Q、この日も2Qにフィールドゴール成功率が3割を下回ってしまう。古牧選手や林選手の3Pシュートや、ジャクソン選手のダンクなどで得点をあげたが、23-44と点差を広げられてハーフタイムを迎える。

3Q、福岡の10-0のランから始まり30点以上の差をつけられると、奈良はタイムアウトで仕切りなおす。タイムアウトが明けると、ムボジ選手がペイントエリアからのジャンプショットで得点。その後は柳川幹也選手が2本続けて3Pシュートを決めたが、41-66で最終クォーターへ。

4Q、前のクォーターから活躍をみせる柳川選手が、このクォーターでも2本の3Pシュートを決め、4本中4本とすべての3Pシュートを成功。三森啓右選手もオフェンスリバウンドや得点で活躍をみせるも、64-84で敗戦。

この日は、1,786名で金魚スクエアでの最多来場者数を記録した。

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小野秀二HCコメント

「西地区でトップを走る福岡さんが、さすがに今日は最初からアグレッシブなディフェンスと、オフェンスでもポストでのダックインなど激しくきて、我々も準備はしていたものの、その激しさの部分で上回られてしまったことが敗因になったと思います。
各チームの力が拮抗する中で、このリーグで勝ち続けるということは、本当に難しいことです。今日はもっと激しく、もっとプレーに集中しないといけないことを勉強することができました。この試合で学んだことを、これ以降のゲームに活かせるように、チームで意識してやっていきたいと思います。」

柳川幹也選手コメント

「前半から苦しい展開が続いて、福岡さんのやりたいバスケットをさせてしまったことと、自分たちでコントロールできることにフォーカスしきれず、コントロールできないことに気持ちが向かってしまったことが反省点です。
個人的には、ケガをして本当に苦しい時期が続いていたんですけど、なんとかチームに貢献しようという思いでコートに入ったところ、いい流れを作ることができました。次の滋賀戦に向けて、チームの士気が下がりきらない状態にできたことは、良かったなと思います。」

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