生成AI国際ルールに最終合意 G7首脳、利用者にも責務

 先進7カ国(G7)は6日に開いた首脳テレビ会議で生成人工知能(AI)の国際ルールの枠組み「広島AIプロセス」に最終合意した。開発者から利用者までAIに関わる「全ての関係者」に守るべき責務を定めた初の包括的な国際ルールとなる。

 G7が率先してAIの悪用防止に向け連携する姿勢を示した形で、G7以外の国や企業からも賛同を得ることを目指す。来年以降、国際ルールを推進するための作業計画も合意に盛り込んだ。日本政府は、今回の合意を国内向けの指針作成に生かす。

 広島AIプロセスは、5月のG7首脳会議(広島サミット)で発足した。議長国である日本が議論を主導してきた。

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