新潟新発田市で回収のコハクチョウから高病原性鳥インフルエンザ・県は養鶏場に注意呼びかけ

 新潟県は12月6日、新発田市で11月28日に死骸で回収され、12月4日にA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たコハクチョウ1羽について、環境省の検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。高病原性ウイルスの感染確認は今季県内で初。県は養鶏場に対し注意を呼びかけている。

 環境省は回収地点の半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。新たな異常が確認されなければ重点区域の指定は26日までの予定。県は重点区域内の渡り鳥の飛来地で野鳥の大量死などの異常がないか調査するほか、全県で野鳥の監視体制を強化する。

 県によると6日夕方までに、重点区域内で異常は確認されていない。

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