日本調剤、ドローン・地上配送ロボット連携による個宅配送実証実験に協力。都市部でのドローン等宅配を目指す

本実施実験は、国土交通省の補助事業「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」の一環によるものだ。

千葉市では、配達時間の短縮等による利便性の向上や、物流業界が抱える人手不足、ラストワンマイルの問題、配送コストの削減等の課題解決を目的として、都市部におけるドローン等を活用した宅配サービスの実現を目指し、2016年から各種実証実験を行っている。

千葉市のドローン宅配構想として、東京湾臨海部の物流倉庫から幕張新都心まで東京湾上空飛行を行い、海上から花見川を遡上し、若葉住宅地区のマンション個宅の玄関前まで配送を行うことを目指しているという。

<実証実験イメージ図>※エレベーターの一部はシステム未連携のため、人が介入予定

本実証実験では、幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス(マンション内外)および若葉3丁目公園にて、ドローンをマンション付近まで飛行させ、積載した荷物をドローンポートを介して地上配送ロボットへ受け渡し、エレベーターを経てマンション個宅の玄関前まで配送する実験を行う予定だ。

実証実験概要

報道機関向け公開実験日

2023年12月20日(水) 12:00~13:30 (予備日 2023年12月22日(金))

実証場所

幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス(マンション内外)および若葉3丁目公園

ドローンの飛行ルートおよび地上配送ロボットの走行ルート

※画像提供:千葉市

配送物

医薬品(解熱剤、咳止め・痰切り混合剤) ※実証では模擬の医薬品を使用します

事業実施体制

日本調剤では、本実証実験への協力を通じてさらなる地域医療への貢献と、誰もが安心して治療・服薬を継続できる体制を整備し、地域の住民の健康に貢献していくとしている。

「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」(国土交通省)の概要
過疎地域等における課題を解決するため、レベル4飛行に対応したドローン物流やドローンの離発着前後の配送を担う自動配送ロボット等と連携した物流等を社会実装する際に必要となる事項を検証することを目的とした先導的な実証事業だ。

▶︎日本調剤

© 株式会社プロニュース