渋谷駅前カウントダウン 4年連続中止

渋谷区は、渋谷駅前の年越しカウントダウンを4年連続で中止することを発表しました。また、これに伴い路上飲酒も禁止となります。

新型コロナ流行の前に、渋谷駅前で行われていたカウントダウンイベントには、年越しを楽しもうと多くの若者などが見られました。

12月6日、渋谷区は、多くの人が集まることが予想されることなどから、駅前の年越しカウントダウンを今年も中止とすることを明らかにしました。これで4年連続での中止となります。

また、飲酒などでのトラブルを避けるため、大晦日の31日の午後6時から、翌日1日の午前5時まで、区の条例に基づき、公共の場での飲酒が禁止されます。そして、スクランブル交差点の大型ビジョンについても、通常は午前0時まで映像を流していますが、今年は午後11時で放映を止めるということです。

区の方針について街の人は…

10代女性:「年末は感染症とかもあるので、みんな家で過ごすのがいいなと思うので、禁止にして大正解だと思います」
20代男性:「(年末年始は)きれいな形で終えられるように、始められるように一年を。なので路上飲酒はそのためにも禁止したほうがいいんじゃないかと思っています」
20代男性:「結局そういう規制とかしても、規制無視して遊んちゃう人がなんかやっちゃうから、結局意味ないと思いますけど、僕は」

渋谷区の長谷部区長は「雑踏事故防止のため、警備を去年より強化して、安全対策をしていく。皆様にはご理解とご協力を願いしたい」と説明しています。

4年連続となるカウントダウンイベントの中止が発表されました。改めてカウントダウンイベントの歴史を振り返ります。

イベントが初めて開催されたのが、2016年の大晦日でした。多くの人が詰めかけましたが、大きなトラブルはなく、逮捕者はゼロでした。そして2018年、19年と10万人以上が参加するも大きなトラブルはありませんでした。イベントは、会場をスクランブル交差点付近以外にも設置し、分散させたのも功を奏したのかもしれません。

その後、2020年から新型コロナの影響もあり3年連続で中止。そして12月6日、4年連続となる中止が発表されました。

当時を知る関係者を取材すると、「イベント化することで、人流をコントロールできていた部分もある。中止してトラブルが起こることが懸念される」と話していました。

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