米軍は日本時間7日、鹿児島県屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故を受け、海兵隊のMV22や海軍のCMV22を含めた全てのオスプレイの飛行を一時停止すると発表した。
空軍特殊作戦群司令部とMV22の運用を支援する海軍航空システム司令部は事故について、事故後の「予備評価」で、操縦ミスなどの人的原因ではなく、機体の故障などが原因である可能性が示唆されたとしている。
防衛省は11月30日に、米側に国内配備のオスプレイについて、安全確認後に飛行するよう要請したが、その後も通常の訓練の目的で、沖縄県内などで飛行し続けていた。
防衛省によると、11月29日の事故発生以降から5日午前0時までに、MV22は米軍普天間飛行場(沖縄県)で72回、嘉手納飛行場(同)で4回、米海軍のCMV22は普天間飛行場で2回、嘉手納飛行場で14回飛行していた。米空軍のCV22の離着陸は確認されていなかった。
6日も県内各地の上空をオスプレイが飛行していた。