「医療的ケア児の調査実施」「部活動の地域移行方針年度内に」 栃木県議会通常会議・質疑質問2日目

 栃木県議会通常会議は6日、質疑質問の2日目を行い、2つの会派から4人が登壇しました。

 そのうち、とちぎ自民党議員会の平池紘士議員は、医療的ケア児とその家族に関わる人材の育成・確保について、県の考えを質しました。

 医療的ケア児を巡っては2022年7月、県は支援センター「くくるん」を設置し、家族からの相談や支援ネットワークの構築に取り組んでいます。また、適切な支援を仲介する「コーディネーター」について全市からの要請を受け、医療的ケア児に関わる人材の育成を進めています。

 県保健福祉部ではこれまでにも災害時の電源確保や支援計画の策定などを進めてきましたが、今年度(2023年度)、新たにそうした有事の際のニーズも含めた調査を実施していて、結果を取りまとめる方針です。

 一方、部活動の地域移行について、県教育委員会は2025年度までに全ての公立の中学校で、1校1つ以上の部活動を地域のクラブなどに移行することを目指しています。

 県教育委員会では国のガイドラインに沿った栃木県の方針を、今年度中に策定する考えを明らかにしていて、教諭の兼業についてもあり方を検討しているということです。

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