ヤンキース ソト&山本獲得なら年俸総額3億ドル超えの可能性も

「SNY」のアンディ・マルティノ記者がヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーの考えに詳しい人物から聞いた話によると、ヤンキースはフアン・ソト(パドレス)と山本由伸をダブル獲得した結果、ペイロールが3億ドルを超えることについて前向きな姿勢を示しているようだ。もしヤンキースのペイロールが3億ドルを超えると、球団史上初のこと。メジャーリーグ史上でも今季のメッツだけだが、メッツは今季75勝87敗の地区4位と高額なペイロールに見合う結果を残せなかった。

ヤンキースはアーロン・ジャッジの9年3億6000万ドル、ゲリット・コールの9年3億2400万ドル、カルロス・ロドンの6年1億6200万ドル、ジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルなど、高額な複数年契約をいくつも抱えており、まだ補強が完了していない現時点で来季のペイロールが2億4600万ドルに達している。

日本時間12月7日、パドレスからソトとトレント・グリシャムを獲得するトレードが成立目前となっていることが報じられたが、ソトとグリシャムはそれぞれ年俸調停権を持っており、来季の年俸はソトが3300万ドル、グリシャムが490万ドルと予想されている。対価として放出する見込みの選手の年俸を差し引いても、このトレードの結果、来季のペイロールは2億8000万ドル弱まで上昇する。

ここに総額2億ドルを超える大型契約が確実と言われる山本を加えた場合、ペイロールが3億ドル前後まで上昇するのは間違いない。これまで数多くの大型補強を敢行してきたヤンキースといえどもペイロールが3億ドルを超えたことはなく、3億ドルを超えた場合は球団史上初となる。しかし、スタインブレナー・オーナーはペイロールが3億ドルを超えることに前向きであるとみられており、ソト獲得が真剣に山本獲得を狙うヤンキースの姿勢に影響を与えることはなさそうだ。

2009年以来のワールドシリーズ制覇に向け、ヤンキースがソトと山本のダブル獲得という超大型補強を実現させるのか、今後の動向が注目される。

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