「献血によって助けられた」フリーアナウンサー笠井信輔さんが高校生へ講演"がんの闘病生活語る"

 血液のがんで闘病生活を送った、フリーアナウンサーの笠井信輔さんが12月6日に宇都宮市内の高校を訪れ「献血の大切さ」を訴えました。

 フリーアナウンサーの笠井信輔さんは、2019年に血液のがんである悪性リンパ腫と診断され、4カ月半に及ぶ入院など闘病生活を送りました。「ステージ4」のがんから復帰し、各地で講演活動などを行っている笠井さんは6日、宇都宮市にある作新学院高校を訪れました。

 この講演会は、献血に関心を持ってもらおうと日本赤十字社が開いたもので、医療の道を志す約70人の生徒を前に笠井さんは闘病生活を振り返り献血の重要性を訴えました。

 笠井さんは献血が長期保存できないことや、献血に協力する人が減っている現状に触れ、「輸血によって助けられた身として是非献血にいってほしい」と呼びかけました。

 日本赤十字社によりますと、全国では献血をする人の10代から30代の若年層が減少傾向にあり、ここ10年間で約3割も減少しているということです。

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