備前や砥部 暮らし彩る器一堂に コンベックス岡山でフェア開幕

全国各地の陶磁器や工芸品が並び、初日からにぎわう会場

 岡山県を代表する備前焼をはじめ、全国各地の陶磁器や工芸品を一堂に集めた「暮らしを彩る器フェア」(テレビせとうち、山陽新聞社など主催)が7日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で開幕した。初日から多くの愛好家らが訪れ、お気に入りの食器や花器を買い求めた。11日まで。

 県内外の窯元や作家118組が出展。朱色の緋襷(ひだすき)が走る備前焼の茶わん、白磁に藍色の唐草模様が映える砥部焼(愛媛県)の皿といった普段使いしやすい陶磁器を中心に展示即売している。来年のえと・辰(たつ)の置物のほか、熊野筆(広島県)などの工芸品も並ぶ。

 県内12流派による生け花の作品展もあり、会場を華やかに彩った。

 会期中、お香の楽しみ方や効能を学ぶ講座、抽選で器が当たるコンテストなども開かれる。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場料600円(高校生以下無料)。問い合わせはコンベックス岡山(086―292―6111)。

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