【インドネシア居残り交換日記】  Day 26 村田真理子(ジャカルタ)  2020年6月4日 #大人になってまでなわとびするとわw

コロナ禍で外出制限があり、大好きなトレイルランニングやロードランニングができなくなった。そこで市民ランナーとして、クレイジーランニングチーム「ヤマモトモナス」の代表として腐らずに生きるために、ポチったものがある。縄跳びだ!

そもそも縄跳びなんて小学校以来じゃないか。そんな人がほとんどだと思う。スキーのように体が跳び方を覚えているだろうか。

トコペディア(Tokopedia)を通じて数日後に入手。在庫があって軽い物(200グラム)を注文したところ、ワイヤータイプの競技用ツールがやってきた。

初めは少女のころに戻ったようで、ピョンピョン跳べたことが嬉しかった。

二重跳びをやってみた。5月1日、25回。

プチ自慢をしてみたところ、なんと、ランニングメイトたちはすでに縄跳びトレーニングを取り入れていた。トレイルの下りに効果的、体幹トレーニングにも最適とのこと。

ふむふむ 調べてみると

心肺機能を高める運動として、縄跳びが極めて効果的であることは広く知られています。1日たった数分のあいだ飛び跳ねるだけで、体も引き締まるのです。1日あたり10分間の縄跳びを6週間続けた後の心臓血管の検査結果からは、毎日30分のジョギングをおこなった人と同等の効果を得られたことが調査報告されています。(Esquire)

(元記事「初心者でもできる「縄跳び」がなぜ最強の全身トレーニングなのか」→)

とあるではないか。

そこから毎日、縄跳びを動画に撮って自分のFacebookに投稿している。メディアやSNSではコロナの話題ばかり。くだらない二重跳びの投稿を見ている間はコロナを忘れてくださーい、という軽い気持ちもあった。

ところが、私の「二重跳び回数をカウントするのが日課になった」という奇特なメッセージをもらったり、アメリカの大学時代の先輩から「後ろ綾二重跳び」の動画が送られてきて、やり取りが再開したり、気付いたら「縄跳び」がコミュニケーションツールになっていた。母も私の縄跳びを見るのが日課だと言い出し、やめられなくなってしまった。

5月1日から開始して、1カ月で二重跳び連続100回を目指していたが、これまでの最高記録は98。なかなかハードルが高い。

村田真理子流の縄跳び練習法は、こうである。

**午前5時 起床(前の晩、何時に寝ようと)
朝のストレッチ 5〜7分
ランニング30分(テニスコート外周)でウォーミングアップ
縄跳びタイム
前跳び120回/分 x 5セット
Challenge100(スラトス)二重跳び(動画で記録。ミニマム60回)**

縄跳びをする前(コロナ渦の前)は、月に300キロ以上のランニング三昧の生活だった。

外ランニングでは、2018年のアジア大会の時にリニューアルされたブンカルノ競技場(GBK)の絆駅伝コース4周(1周約2.5キロ)や、カーフリーデーコース(独立記念塔=モナス=と青年の像までの往復16キロ)を楽しんでいる。室内よりも外で、自分と同じランナーと声を掛け合い、ロードバイクをやっているグループの活動を垣間見るのも楽しい。

今はカーフリーデーもないが、車が激減して排気ガスもなく、ジャカルタに青空が戻っていることは、住人であれば素晴らしい気付きであろう。

このほか、大自然に触れるトレイルランニングも楽しい。

さて、縄跳びをすることで、自然に「つま先着地(フォアフット)」の感覚が身につき、ランニングフォームの改善につながってくる。山での下りに必要な体幹を鍛えることもできた。

リモートワークで運動不足気味、家でのZoom飲み会や偏食で少し洋服がキツくなったあなたも縄跳びに興味を持ったのではないだろうか。

#おとなになってまでなわとびするとわw

村田真理子(むらた・まりこ)
2015年よりジャカルタ在住。ランニングコミュニティー「ヤマモトモナス」代表、「ドルフィン」リーダー。2018年には1年間でフルマラソン10本を完走。自己ベストは2020年1月、ドバイでの4時間9分。Facebook@村田真理子、 IG@Supermariko001

© +62