嘉手納町長「ひとまず安心」 北谷町町長「判断が遅い」 米軍の全オスプレイ飛行停止で

(資料写真)嘉手納基地に飛来した米空軍のCV22(読者提供)

 米軍が全てのオスプレイの飛行を止めたことについて、米空軍嘉手納基地を抱える沖縄県嘉手納町の當山宏町長は「ひとまず安心している。悲惨な事故が今後、発生しないよう米軍は再発防止に万全を期してほしい」と述べた。

 事故から約1週間が経過した後の全オスプレイの飛行停止措置については「米軍組織の問題なので、対応が遅いか早いかは言えない」と答えた。

 北谷町の渡久地政志町長は「米軍は事故後、すぐに対応を発表すべきで今回の判断は遅い。停止期限も不明確」と批判。国内での事故に対して日本政府から各自治体への情報共有と対応の遅さも指摘し、「日本は基地周辺の自治体と同様、国内でのオスプレイの運用は認めないとの姿勢を示してほしい」と訴えた。

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