出口夏希が「いちばんすきな花」で大学時代の美鳥を熱演。高校生だった主人公・ゆくえ役には片岡凜が抜てき

フジテレビ系連続ドラマ「いちばんすきな花」(木曜午後10:00)の本日12月7日放送・第9話に、出口夏希が出演。4人の主人公たちが紡ぐ物語において、大きな鍵を握る存在・志木美鳥(田中麗奈)の大学生時代を演じることが分かった。

「いちばんすきな花」は、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う、潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)が主人公の、見る者の心を静かに揺さぶる新時代の“友情”の物語だ。4人はそれぞれの日常の中で、人間関係の問題に直面。そんな中で、巡り会い、“友情”と“愛情”というテーマに自然と向き合っていく。4人の俳優が主演を務める“クアトロ主演”という新しい形のオリジナルドラマで、フジテレビ系で2022年10月期に放送された「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んでいる。

第9話で描かれるのは、美鳥の人間性を知る上で欠かせない、彼女の大学時代のエピソードだ。美鳥は、ドラマの初回放送からその名前だけが登場し、田中が演じることが分かると大きな反響を呼んだ。

16年前、主人公の1人・ゆくえが高校3年生だった頃に通っていた進学塾の先生をしていた美鳥。当時のゆくえが知っている美鳥はいつもニコニコしていて明るい存在だったが、塾のみんなからは嫌われていた。そして現在、塾の先生として働くゆくえが、教え子・望月希子(白鳥玉季)にかけた「よそはよそ。うちはうち」という言葉が、実は美鳥の言葉でもあったりするなど、ゆくえの人生にとっても、とても大きな存在となっている。しかし、そんな美鳥は、大学生時代、周囲には明かせない大きな悩みを抱えていた。

出口は、作品について「一つ一つの言葉にいろいろな意味が含まれていて、美鳥の今まで抱えてきたものが何げない一言で見えてくるようなとても大事なポイントとなる役どころでした。『いちばん好きな花』の世界観を壊さないように、演じさせていただいた20歳の美鳥の抱えるものや、その当時のゆくえに対して与える影響を繊細に表現できるように頑張りたいと思います!」とコメント。来年1月期放送のフジテレビ系連続ドラマ「君が心をくれたから」(月曜午後9:00)で「月9」デビューを果たすことも決まっている出口の、今後のさらなる活躍に期待が高まる。

そして、片岡凜が、大学生時代の美鳥の塾の教え子で、高校生時代のゆくえ役を務める。ゆくえは高校時代から“友達”という存在に関して悩むことが多く、塾が終わった後、美鳥に相談することもあるなど、その感情の機微を表現するのが難しい役どころ。昨年ドラマデビューを果たしたばかりの片岡が、フジテレビ系の連ドラに初出演を果たした。

ゆくえの高校時代を演じるに際し、繊細な演技力を求められた片岡は「お話をいただきとてもうれしかったです。台本を読んで、潮ゆくえという人物は、彼女の学生時代の経験や感情が大人になってもそのままベースとしてどこか常に置かれているような印象を受けました」と振り返り、「役を演じる上で、多部未華子さんが演じる潮ゆくえのしぐさやしゃべり方の特徴、雰囲気をつかみながら、彼女が信頼できる人に見せる力の抜けた心地よさをお見せしようと表現しました。皆さま、第9話ぜひご覧ください!」とアピールしている。

ドラマを手掛ける村瀬プロデューサーは、2人の起用理由について「出口夏希さんは、初めてお会いした時に『この子は絶対に売れる!』と確信しました。今から4年ほど前、まだ事務所に入り立てで17歳くらいだったと思うのですが、既に圧倒的なオーラを放っており、とにかくキラキラしていたのを今でも覚えています。その後、いろいろな作品に出演されて、今では演技も含めて素晴らしい女優さんになりました。今回、大事な大事な美鳥の大学時代を作るにあたり、すぐに出口さんの顔が思い浮かびました」と説明。加えて「ゆくえの人生を変えた若き日の美鳥を出口さんがどのように演じるか、楽しみにしていてほしいと思います。そのゆくえの高校時代を演じてくださる片岡凜さんもずっと注目していた方です。お二人ともに、きっと来年・再来年にはもっともっと大きな存在になっていることと思います。この2人による回想シーンは、将来、間違いなく伝説として語られることになりますので、見逃さないようにしていただければと思います」と自信をのぞかせた。

© 株式会社東京ニュース通信社