鳥が逃走中…熱帯雨林に生息する“ギンガオサイチョウ” 動物園で朝、仕切りをかいくぐって飛び出す「近寄らず、連絡ください」 習性や危険性は

ギンガオサイチョウ(県こども動物自然公園提供)

 埼玉県東松山市岩殿の県こども動物自然公園は6日、飼育していた「ギンガオサイチョウ」が飼育舎から逃げ出したと発表した。

 ギンガオサイチョウは、東アフリカの熱帯雨林やサバンナに生息する中型の鳥。鳥インフルエンザ対策のため、4日午前9時ごろ、サイチョウ舎から、なかよしコーナーの旧シナガチョウ舎に2羽を移動、同10時ごろ、飼育員が給餌のため舎内に入ったところ仕切りをかいくぐり、舎外に飛び出した。その後、園内外の樹木の上に止まったり、飛んでいる姿を確認しているが6日午後4時現在、捕獲に至っていない。

 同園では「おとなしい鳥で、人間に危害を加えることはありませんが、もし近くにいても触ったり、近寄らず、連絡ください」と呼びかけている。

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