工事現場から800キロの鉄板の盗難相次ぐ 被害総額は150万円 「切断」「クレーン使用」の可能性も【長野・伊那市】

伊那市の工事現場で先月、道路の補強に使っていた鉄板が相次いで盗まれていたことが分かりました。重機が通る道路や待避所が傷まないよう補強する役割の鉄板。
1枚の幅は、縦1.5メートル、横3メートル。重さはおよそ800kgあります。この鉄板が、相次いで盗まれました。
工事関係者などによりますと、伊那市東春近の東原工業団地では、8月から市の発注で団地を広げる工事をしています。
道路を補強していた鉄板が先月17日に7枚、19日に9枚、いずれも夜間に盗まれました。被害総額は150万円にのぼります。
鉄板は溶接してつなげてありましたが切断し、クレーンなどを使って持っていったとみられます。
また、盗まれた場所の一帯は周りよりも低くなっていて、人目につきにくかったということです。
施工会社は事件後、防犯カメラを設置。市は、平日の夕方以降と休日は通行止めにしています。

長野朝日放送

さらに、先月13日には県伊那建設事務所が発注している伊那市野底の護岸工事の現場で、同じ大きさの鉄板2枚が盗まれていることが分かりました。いずれも施工業者が警察に被害届を提出していて、警察が窃盗事件として捜査しています。

© 長野朝日放送株式会社