森保一監督が「1年のいいスタート」目指す元日タイ戦に23選手招集! 複数主力選外も「考えられるなかでベストな選考」

来年1月1日に国立競技場でタイ代表戦。[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表が元日の一戦に向けたメンバーを発表した。

北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が始まった先月の活動も2戦2勝で締め、直近の国際Aマッチ8連勝で新年を迎える日本。来年1月にアジアカップが迫るなか、元日に『TOYO TIRES CUP 2024』と銘打ち、国立競技場でタイ代表と対戦する。

その今回は所属先で中断なしの遠藤航や、三笘薫、久保建英、守田英正、そしてケガの冨安健洋がメンバー外に。一方で、野澤大志ブランドンや、伊藤涼太郎が初めて呼ばれ、板倉滉や、中村敬斗らも復帰を果たした。

7日のメンバー発表で23選手を招集した森保一監督は出席した会見で、「勝利を目指しつつ、チームの戦術、チャレンジ、そして個の経験値を上げるチャレンジをしたいと思っています」と意気込みを語った。

「勝って、選手たちの頑張りを見ていただいて、1年のいいスタートになったと思えるような試合ができればと思っています。元日の試合はアジアカップ、その後のW杯2次予選、W杯本大会に繋がる貴重な場ですし、元日の試合を大切に戦いたいです」

強化の意味合いが強い印象の顔ぶれだが、指揮官は「まずはこの試合で勝って喜んでいただけるように。我々が試合をするにあたって考えられるなかで、ベストな選考メンバーで編成しています」と話し、アジアカップでのケガや体調不良といった不測の事態や、その先を見据えた陣容と説明した。

ケガで不参加が続いた板倉や、中村といった主軸が戻ったなかで、今回は野澤と伊藤が初招集に。野澤については「J1の舞台での経験、これからの伸びしろを期待して招集させていただいた」と述べた。

一方の伊藤にも「その時々で招集していない選手も含めて、広範囲に日本代表として戦える戦力の発見、発掘をしているなか、(アルビレックス)新潟時代、シント=トロイデンでのプレーぶりから日本代表の戦力として戦ってもらえる選手ということで選出させてもらった」としている。

なお、ナショナルチームダイレクターの山本昌邦氏によると、アジアカップに向けたメンバーはタイ戦後に発表される予定だという。

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