東京―新大阪間、通勤可能に JR東海、来年1月

JR東京駅の東海道新幹線改札口=2020年4月

 JR東海は7日、社員が通勤できる範囲を、東海道新幹線の全区間に拡大すると明らかにした。来年1月から。現在は原則300キロ以内だが、東京―新大阪(約553キロ)の通勤が可能になる。望まない単身赴任をなくすのが目的という。社員の働き方の選択肢を広げることで、優秀な人材の確保につなげる狙いもあるとみられる。

 主要な労働組合と合意した。これに合わせ、通勤時に新幹線の車内で働くことも認める。駅など現場の仕事に直接携わらないオフィス部門の社員約6千人が対象になる。

 現状で通勤できるのは、東京―豊橋(約294キロ)など。今後は、片道約1時間35分の東京―名古屋(約366キロ)も可能になる。

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