知っていると「猫博士」が名乗れる、猫にまつわるカタカナ用語8選 いくつ知ってますか?

猫にまつわるカタカナ用語8選!

1.プライモーディアルポーチ

プライモーディアルポーチとは、猫の下腹部にある皮膚のたるみのことをいいます。

プライモーディアルとは「原始的な」ポーチは「袋」なので、猫のお腹のたるみが自然についた袋のように見られることから名づけられたのでしょうか…。猫の飼い主さんなら、一度はプライモーディアルポーチを触ったこともあるでしょう。

プライモーディアルポーチがある理由はいくつか仮説があって、お腹を守るため・後ろ足が動きやすくなるため・食いだめをするためなどがあります。しかし、正確な理由は不明なんだとか…。

2.タペタム

タペタムとは網膜の裏にある細胞層のことをいいます。具体的な役割は、少ない光でも反射させて視神経に伝達することです。

タペタムは猫の眼底の50%を占めているのですが、そのおかげで猫は薄暗い空間でも物を見ることができます。実は人を含め霊長類・ブタ・ラットはタペタムをもちませんが、そのほかの哺乳類はみんなもっている器官です。

ちなみに猫を夜間に撮ったビデオやフラッシュ撮影した写真で、光った猫の目からビームが出そうに写るのは、このタペタムが反射しているからなんですよ。

3.キトンブルー

キトンブルーとは子猫時代の目の色をいいます。実は、猫は生まれたときの目の色はみんな水色。そしてこのキトンブルーの時代は生後1ヵ月ごろまでで、それ以降は本来の目の色へと変わっていくのです。

ブリーダーやペットショップには生後2ヵ月以降の子猫しかいないので、キトンブルーを見るのはなかなか難しいかもしれません。しかし愛猫が出産をしたなど、貴重な子猫時代を見られる機会があればチェックしてみてください!

4.ヤコブソン器官

ヤコブソン器官とは日本語では「鋤鼻器(じょびき)」と呼ばれる、口蓋にあるフェロモンを感じとるための器官です。これのおかげで、オス猫は発情中のメスのにおいを嗅ぎ分けたり、縄張りを把握したりできます。

猫の鼻は人よりも鼻が小さく顔の割合からしても存在感は薄いですが、実は人よりも嗅覚は優れ細かいにおい分子もキャッチします。しかし人はヤコブソン器官をもっていないので、フェロモンを感じることはできません。

5.フレーメン反応

フレーメン反応とは、猫がにおいをヤコブソン器官におくる現象をいいます。猫の場合、目をトロンとさせ口を半開きにした顔になります。猫と暮らしている人は一度くらい見たことがあるのではないでしょうか?

おもしろ動画などでも、飼い主の靴下のにおいを嗅いでから口を半開きにして「くさい」と言わんばかりの表情の猫が取り上げられます。「くさい」と思っているかは謎ですが、あの表情はヤコブソン器官ににおいをおくっているときの顔なんです。

ちなみに馬だと唇を上下それぞれに反らせて、歯をむき出しの面白い表情が見られます。ぜひいろんな動物のフレーメン反応の顔を見てみてくださいね!

6.ヘンリーズポケット

ヘンリーズポケットとは、猫の両耳側面の下の方にある皮膚が2枚重ねになったような部分をいいます。日本語では「緑皮嚢」と呼ばれていますが、実はなぜ存在しているのかは正確には不明なんです。

猫だけでなく犬やキツネなどの食肉目の動物はみんな持っていて、耳を動かしやすくするためにあるのでは?とも言われていますが、科学的にそれを証明した人がいないので「真実は謎のまま」ということになります。

7.クロスアイ

クロスアイというのは、瞳が真ん中によっている猫の目をいいます。遺伝的な要因でなることがほとんどですが、後天的にクロスアイになる猫もいます。

視覚神経経路に異常があり普通の猫と比較すると見えにくさはあるものの、クロスアイの猫は自分の状態に合わせた生活を送るので、必ずしもQOLが下がるということはありません。

8.ボブテイル

ボブテイルというのは、短いしっぽのことをいいます。日本猫に多い特徴で、実は「ジャパニーズボブテイル」という品種も確立しているんですよ。

一見「しっぽがとれた!?」と思わせるような外見ですが、生まれつきなので心配はいりません♪外国ではボブテイルが人気で、幸運をもたらすという伝説もあるのだとか…。

まとめ

今回は8つのカタカナ用語を紹介しましたが、いくつご存じだったでしょうか?もしかしたら全部知っていたというツワモノ愛猫家さんもいたかもしれません!

しかし猫にまつわるカタカナ用語はこれだけでなく、もっと多く存在します。今回全ての用語を紹介するのは難しいので、ぜひ猫にまつわるカタカナ用語を調べてみてくださいね♪猫マスターを目指しましょう!

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