万博、赤字でも穴埋めせず 経産相「責任は協会」

 西村康稔経済産業相は7日の参院経済産業委員会で、2025年大阪・関西万博の運営で赤字が出たとしても、国が穴埋めすることはないと明言した。「事業実施主体である日本国際博覧会協会が業務執行責任を負うのは大前提。国として補填することは考えていない」と述べた。立憲民主党の田島麻衣子氏への答弁。

 西村氏は「赤字にならないよう指導、監督していきたい」と語った。

 一方、約2兆円を見込む経済波及効果について再試算する考えも示した。日本維新の会の東徹氏の質問に「今後検討したい。普通に考えれば上振れする」と応じた。

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