被爆者、日本不在「歯がゆい」 核禁止会議、政府不参加

米ニューヨーク・ブルックリン地区の高校で被爆体験を証言し、生徒と対話する箕牧智之さん(右)=11月(共同)

 米ニューヨークで開かれた核兵器禁止条約の第2回締約国会議(11月27日~12月1日)に合わせ渡米した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の箕牧智之代表委員(81)が7日、広島市で記者会見し、日本政府に条約加盟を求めていく決意を示した。政府が前回に続き不参加だったことに「悔しく、歯がゆい思い。今後も署名活動をし、訴えていく」と述べた。

 箕牧さんや長崎で被爆した被団協の木戸季市事務局長(83)=岐阜市=ら被爆者5人が日本から渡米。木戸さんが国連本部の議場でスピーチし、箕牧さんらも関連イベントや学校で体験を伝え、街頭デモ行進などに参加した。

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