愛媛県松山市に本社を置き環境事業などを手がける「オオノ開發」が、4品種のイチゴを開発しました。栽培法にもこだわっているということです。
オオノ開發によりますと開発したイチゴ4品種は、およそ3年の改良を経て去年1月に登録されました。いずれも「紅ほっぺ」と「さがほのか」をかけ合わせていますが、父親と母親を替えるなどして誕生させたということです。
それぞれ果実や果肉の色、また、糖度などが異なっていますが、いずれも味はもちろん、両親より大粒で収穫量も見込めるということです。
こちらでは栽培方法にもこだわっていて暖房を使用せず、ライトを当てる時間も短くしているほか、肥料に使う硝酸の濃度を従来の1割に抑えるなど環境に配慮しています。
(オオノ開發アグリ事務所・玉置学所長)
「何年もやってきた成果が報われて良かったなと思っている。加温もしない、電照もしないような条件下で栽培できるイチゴは選抜されていないので、非常に農家にとってプラスになると思う。手に取ってもらい、食べてもらえたら嬉しい」
このイチゴは、オオノ開發の事務所や会社が運営するレジャー施設「マテラの森」で購入することができます。