雪色のテーブルリース 暮らしの手作り|大雪【二十四節気 暦のレシピ】

12月7日より二十四節気は大雪(たいせつ)となりました。次の二十四節気、冬至に向け一年の中で最も夜の時間が長くなっていきます。

気づけば早く訪れる夜、そして一段と冷え込む気温に外に出るのが少し億劫になりがちです。そんな寒く長い夜こそ、あたたかなお料理や甘いデザートを囲んで家族や友達とホームパーティーを楽しみたいもの。

今回は、そんな冬の夜のホームパーティーに添える、ふわふわの雪色のテーブルリースのつくり方をご紹介します。

<暮らしの手作り>雪色のテーブルリース

ふわふわのパンパスグラスを主役にした雪色のテーブルリースは、温かな料理を囲んでのホームパーティーにぴったり。センターに飾るだけで華やいだ雰囲気になります。

リースの土台には保水できるフローラルフォームを使っているので、生花も長持ち。壁に掛けたい場合は、ある程度全体がドライになってから飾りましょう。ドライになると、水分が抜けて隙間が目立つようになるので、ほかのドライ花材を足して補います。

窓から見える寒々しい景色に縮こまらず、この季節だからこそ楽しめる植物の形を愛でてみるのも粋なものです。

材料(直径30㎝のリース)
*本数は目安。花材の状態で適宜変える。

写真左上から
パンパスグラス(ドライ)……1本
ユーカリポプルス(脱色、ドライ)……3本
スターチスブルーファンタジア(ドライ)……2本
ウンリュウヤナギ(生花)……1本
ユーフォルビア(生花)…5〜6本
ブルーアイス(生花)……3本

写真左下から
ユーカリポプルスベリー(生花)……3本
エバ―ラスティング(ドライ)……3本
ゼンマイ葉(脱色、ドライ)……2本
アカシアブルーブッシュ(生花)……2本

用意するもの
リング状フローラルフォーム(直径20㎝)
フローラルテープ
花バサミ
カッター

下準備
フローラルフォームに吸水させ、カッターで面取りする。内側、外側とも行う。
パンパスグラスを5~7㎝に小分けし、根元をテープで巻く。エバーラスティングも2~3本まとめて同様に。

作り方
1.ブルーアイスをフローラルフォームの外側と内側両方に3cmおきに挿す。一周するまで同じ方向に挿す。

2.アカシアブルーブッシュをブルーアイスの間を埋めるように挿す。

3.小分けしたパンパスグラスを、ブルーアイスとアカシアブルーブッシュの隙間を埋めるように挿す。

4.ユーカリポポラスベリー、ユーフォルビアをパンパスグラスに埋もれないよう、少し高さを出しながら隙間に挿す。

5.エバーラスティングとスターチスブルーファンタジアを隙間に挿し、ゼンマイ葉、ユーカリポポラスを立体的に挿す。

6.最後にウンリュウヤナギをゼンマイ葉の流れに沿うように挿して完成。

パンパスグラスの長い穂先はそのまま飾ってインテリアに

パンパスグラスは背丈が2~3mにもなる大きい植物。穂先の長さだけでも70〜80㎝近くになります。雄株と雌株があり、ふわふわした長い穂先があるのは雌株。アレンジメントをしなくてもそのままで存在感があるので、何本かまとめてざっくりと飾っても様になります。ドライになった穂先はパラパラと落ちることも少なく、色合いも変わりません。一年中飾っておけるので、お部屋のオブジェにも。

【書誌情報】 『二十四節気 暦のレシピ』 猪飼牧子・清水美由紀 著

古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。

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