横浜FMのマスカット監督が退任、2022年にはJ1制覇「このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ち」

2年半横浜FMを指揮したマスカット監督[写真:©超ワールドサッカー]

横浜F・マリノスは7日、ケヴィン・マスカット監督(50)の退任を発表した。

現役時代はクリスタル・パレスやウォルバーハンプトン、レンジャーズなどでもプレーしたマスカット監督。引退後は指導者の道を歩み、2013年に自身もプレーしたメルボルン・ビクトリーで初めて監督に就任した。

MF本田圭佑も指導した中、2020年にはシント=トロイデンの監督に就任。2021年夏にアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム監督)の後任としてチームに加わった。

2021年は川崎フロンターレに優勝を譲るも、2022年はJ1で見事に優勝を果たすと、今季は連覇を目指した中、ケガ人が続出する苦しい台所事情と過密日程も影響し、2位に終わっていた。

マスカット監督はクラブを通じてコメントしている。

「まずはじめに、この特別なクラブで指揮をとる機会をいただけたことに感謝申し上げます。今度の水曜日がマリノスファミリーとしてのラストゲームになります」

「感謝を申し上げたい皆さまが多くいらっしゃいます。秦 孝之会長、中山 昭宏社長、黒澤 良二前社長、役員の皆さま、そしてパートナーやスポンサーの皆さま、横浜市・横須賀市・大和市のホームタウンの皆さま、今日まで多大なるサポートをしていただき、本当にありがとうございました」

「そして私をそばで支えてくれたチーム統括のスタッフ、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブに関わる全スタッフに感謝を申し上げます」

「来日してからの2年半、あたたかく迎え入れていただき、本当にありがとうございました。そして自分が求めることをピッチで表現してくれた選手たちにも感謝したい気持ちでいっぱいです」

「日々の努力やその姿勢は本当に素晴らしかったと思います。アタッキングフットボールを体現し、勝ち点・ゴールを積み上げ、エキサイティングなサッカーをしてくれました」

「最後に言わせてください。どのクラブでも一番重要なのはファン・サポーターです。皆さまの応援がどれだけ自分の支えになったのか計り知れません。忘れることのできない最高の思い出をともに作りました」

「このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ちですが、最高の思い出を胸に、横浜F・マリノスのご健勝とご活躍を願っています。2年半、本当にありがとうございました。『心より感謝』 」

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