シュレッダーが爆発する危険性も 年末の大掃除には注意 掃除機など意外な家電が火災の原因になる怖れも

そろそろ年末の大掃除をする人も多いと思いますが、実は掃除に使う道具に思いもよらない危険が潜んでいるんです…「使い方」にご注意ください!

激しく爆発したのは、大掃除で活躍するシュレッダー。

コロナ禍でテレワークが進み、自宅でも使う人が増えていますが、紙がつまったときなどに、投入口に可燃性のガスを含む潤滑スプレーなどを使い、再び電源を入れると…

ガスが内部に溜まり、部品などからの火花で、引火・爆発するのです。

年末の大掃除をする際、身の回りには思わぬ危険が。

掃除の主役・掃除機にも注意が必要です。コードが家具の脚に挟まれたまま使っているとコードが断線し、出火することも。

また、電源コードが引っ張られている状態で使うとプラグに負担がかかり、コンセントから火が。

この現象は別の家電でも起きますが、プラグに負担がかかって内部の部品が壊れています。

NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、最近5年間で掃除機の使用中の事故は186件発生し、そのうち約8割が火災につながっているということです。

さらに、コードレスタイプの掃除機などに純正品ではないバッテリーを使うことによる“異常発火”も報告されています。

そして…大掃除での危険は家電以外にも。

(街の人)
「高い所を拭こうとした時に椅子に乗っていて転びそうになった」

「(掃除のために上っていた)机がガタガタで怖かった」

「(夫が)上にぶら下げていた洗濯物をとろうとして(脚立から)落ちたことがある」

高いところを掃除したり、整理したりする際の「転落」です。

ガタつきがあっても脚立や、はしごにのぼることはできますが、作業している人の重心が移動したり、脚立にまたがって扉を開けようとした際にバランスを崩して転落する恐れが。

NITEは大掃除の際には「各製品を正しく使ってほしい」と呼び掛けています。

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