FAに代わる新制度目指す プロ野球選手会が定期大会

会沢翼選手会長(広島)

 労働組合・日本プロ野球選手会は7日、大阪市内で定期大会を開き、現行のフリーエージェント(FA)に代わる新たな制度の創設を目指し、日本野球機構(NPB)と12球団に交渉を求めていくことを決めた。

 これまではFA権取得までの年数の短縮や、人的補償の廃止などを訴えてきた。会沢翼選手会長(広島)は「今の制度をベースに手直しするやり方は限度がある。ゼロベースで(新ルールを)設計し、それをたたき台にして交渉を続けていく」と話した。今月下旬のNPBとの事務折衝で、正式に提案する。同会長は来季も続投することが決まった。

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