掃除中の事故による“救急搬送”は12月が最多 特に脚立の使い方には要注意 バランスを崩しやすい方向も

年末には大掃除をする方も多いと思いますが、その際にけがをする方が多いんです。

(柳沢彩美アナウンサー)
東京消防庁によりますと、掃除中の事故で救急搬送された人は、月別で見ると12月が特に多いんです。やはりお掃除をするということで、12月が最も多くなっています。

事故の原因で最も多いのが、「転ぶ」42.9%、次いで「落ちる」が23.3%となっていて、この2つで全体の7割近くを占めているということです。

では、掃除中にどこから落ちるんでしょうか。1番多いのは「階段」です。その次に多いのが、「脚立・踏み台・足場」。そして、その次が「椅子」ということになっています。

やはりお掃除の時に乗りがちなものから皆さん落ちて、怪我をされていることがわかりますよね。

(夏目みな美キャスター)
「脚立」の使い方には、気をつけていただきたいですね。

(柳沢アナ)
実は、やってしまっているような行動も含まれているかもしれません。

脚立使用時のNG行為です。

①脚立の幅の外へ体の重心を乗り出す
②天板上での作業
③脚立にまたがる

脚立にまたがると前後のバランスが崩れやすくなっているので、どうしてもまたがる場合には、補助で付き添って支えてもらうようにしてください。

(夏目キャスター)
特に高齢の方は、わずかな高さでも注意していただきたいですね。

(大石邦彦アンカーマン)
私の母は、毎朝神棚にご飯をあげるために低い脚立を使っていたんですが、そこから落ちて腰を痛めてしまったんですよね。治ったからよかったんですが、高齢者の皆さんは、骨折やそのまま寝たきりという可能性がありますから、特に両手で物を持っていると、受身が取れないということだけは頭に入れておいてください。

(夏目キャスター)
穏やかなお正月を迎えられますように、不慣れな行動する時は特に気をつけてください。

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